【相場熟者が答える投資相談】任天堂が下がって、ナンピン買いを考えています

■任天堂を1万4000円で100株持っています。処置をお願いします(滋賀県・M)   【問い】 任天堂 <7974> を1万4000円で100株持っています。だいぶ下がっていますので、ナンピン買いもと考えています。アドバイスをよろしくお願いします。 ■5月7日の決算発表次第です、相場的にはリバンウド狙えるタイミングです   【答え】 任天堂は、4月25日(金)、390円安(-3.55%)の1万0610円と売られ4月15日につけた年初来の安値1万0800円を更新しています。5月7日に2014年3月期決算の発表を予定していますが、様子見気分が強まりゴールデンウィークを目前に処分売りが膨らんだようです。   足元の業績、前2014年3月期業績予想は、売上高5900億円(前の期比7.1%減)、営業損益350億円の赤字(同364億1000万円の赤字)、経常利益50億円(同52.3%減)、最終損益250億円の赤字(同70億9900万円の黒字)と最終赤字転落を見込んでいます。年間配当は期末一括100円を予定しています。据え置き型ゲーム機「Wii U」と携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」がハード、ソフトともに当初の販売計画を大きく下回っていることが響いています。   市場の関心は、スマートフォン向けゲーム市場で、同社が業績を伸ばすことが出来るかに向けられています。スマホ向けゲーム市場で人気を博している、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」を携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」に展開し、販売が100万本を超える大ヒットを記録したこともあり、今後これに続くような展開が期待出来るかどうかが鍵となりそうです。   株価は、昨年2月安値8330円を底に同4月高値1万2240円、同7月高値1万4430円、本年1月10日に年初来の高値1万6150円と買われたことで三段上げを終了していますので、当然といえば当然の下げといえます。ただ、今回の下げは、会社側に対する催促相場と見られますので、5月7日に今15年3月期業績予想が実現可能性が高い計画と市場が受け止めた場合、二段下げ終了となり、期待先行ながら上値抵抗線となる75日移動平均線までリバウンドもあると思われます。1万円を下回る場面はないかもしれませんが、ここからの押し目は強気でナンピン買いを考えていいでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【問い】 任天堂<7974>(東1)を1万4000円で100株持っています。だいぶ下がっていますので、ナンピン買いもと考えています。アドバイスをよろしくお願いします。
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2014-04-27 14:00