今週の為替相場見通し(2014年4月28日-)=為替王
豪ドル円が先週ブログで下落を予想した直後から順調に下がっています。4月はずっとNY終値ベースでは1豪ドル=95円以上の高値圏をキープしていたのですが、下落予想をくだした直後に早速95円を割れてじわじわと下落し始めました。具体的な下落目処についてですが、控えめに見ても93円台半ばあたりが第1ターゲットになり、93円近辺から最大で92円台突入の可能性も頭に入れておきたいところではないかと思います。
次に米ドル円。先週はずっと102円台をキープしていましたが、金曜夜に一時102円を割れる場面もありました。米ドル円は今年これまで上下約5円の値幅(100円台~105円台)で推移しており、さらにここ数ヶ月は上下約3円の非常に狭い範囲で“安定的に推移している”ように見えると思います。しかし、チャート分析の観点では、“大きな変動の前触れ”だと考えられます。注目すべき水準は101円台半ば~前半あたり。この水準が強力な下値サポート水準になっており、今週下落した場合もひとまず下支えされやすいと考えます。
しかしもし万が一、そのサポート水準を割り込むようなことになりますと、昨年の5~6月の急落に匹敵するような大幅な円高トレンドへと進化するリスクが高まると考えます。まだそうだと決まったわけではありませんし、“大きな変動の前触れ”は上方向の変動につながる余地もまだ残されています。上方向の注目すべき水準は先週も重たかった102円台後半の水準。最低限そこをクリアしてこれまでの保ち合いから上方へ放たれた場合の目処を客観的に算出すれば最大で109円台~110円近く。現時点ではどちらか一方に傾きすぎることなく、下向きのシナリオにやや軸足を置きながら、両にらみで柔軟に対応したいところではないかと思います。(執筆者:為替王)
豪ドル円が先週ブログで下落を予想した直後から順調に下がっています。4月はずっとNY終値ベースでは1豪ドル=95円以上の高値圏をキープしていたのですが、下落予想をくだした直後に早速95円を割れてじわじわと下落し始めました。
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2014-04-27 21:15