【深センIPO】自動車用シールなど工業ゴム製品の成都盛幇密封件、初値は公開価格を44%上回る59.79元

 工業用ゴム製品を製造する成都盛幇密封件(301233/深セン)が7月6日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格41.52元に対し、初値は44.00%高い59.79元だった。終値は同37.60%高の57.13元だった。    同社は2004年設立の民営企業で、10年に株式会社化した。ゴムによる高分子材料製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、自動車業界を中心に、電気、航空などの各分野の顧客に対して、高性能なカスタマイズの密封、絶縁製品を提供している。これまでに上海汽車、上海GM、長城汽車、吉利汽車、BYDなどの自動車メーカー、瀋陽航天三菱汽車発動機などの自動車部品メーカーと取引関係を構築してきた。また、電気分野ではシュナイダー、特鋭徳、双傑電気などのメーカーを顧客に持ち、航空分野では中国航空工業集団の関連企業などと長期な提携関係にある。    2021年12月期の売上構成は、自動車用製品が51.61%、電気用製品が27.82%、航空用製品が9.08%となっている。販売地域別売上では、国内向けが91.67%を占める。  2021年12月期の売上高は3億1181万元(前期比14.70%増)、純利益は6546万元(同14.82%減)。22年1〜3月期の売上高は7153万元(前年同期比2.11%減)、純利益は1471万元(同27.46%減)。  新規上場に伴い調達予定の1億8678万元(約38億円)は、約58%の1億808万元を密封(絶縁)製品製造システム生産拡大プロジェクトに、約31%の5784万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約11%の2085万元をインテリジェント管理プラットフォーム建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
工業用ゴム製品を製造する成都盛幇密封件(301233/深セン)が7月6日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格41.52元に対し、初値は44.00%高い59.79元だった。終値は同37.60%高の57.13元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-07-06 18:00