【深センIPO】ITアーキテクチャーの北京中亦安図科技、初値は公開価格より32.65%高い61.1元

 ITアーキテクチャー構築を手掛ける北京中亦安図科技(301208/深セン)が7月7日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格46.06元に対し、初値は32.65%高い61.10元だった。終値は同22.45%高の56.40元だった。  同社は2005年設立の民営企業で、12年に株式会社化した。IT運用・メンテナンスサービス、各ブランドのハードウェア、ソフトウェア製品の提供、自己開発のインテリジェントIT運用・メンテナンス製品、運用データ分析サービスの提供を主業務としている。「サービス+製品」を業務発展戦略として、顧客向けにITインフラストラクチャー階層化アーキテクチャーではアーキテクチャーの構築、運用、メンテナンスから自動化、インテリジェント化運用・維持までの全フローサービスを提供するほか、ITアプリケーション階層化アーキテクチャーに基づく運用データ分析サービスを提供する。  総合的なサービス能力と技術力を活かし、中国銀行本店、中国農業銀行本店、中国建設銀行本店、中国交通銀行本店など国有大型商業銀行クラスのデータセンターにおけるITアーキテクチャーの構築、運用、メンテナンスに携わっているほか、金融、電気通信、交通輸送、行政などの分野で豊富な顧客リソースを持つ。  2021年12月期の売上高は11億8262万元(前期比44.22%増)、純利益は1億2239万元(同42.07%増)。22年1〜3月期の売上高は2億4980万元(前年同期比3.22%増)、純利益は2374万元(同7.10%増)。  新規上場に伴い調達予定の6億885万元(約124億円)は、約58%の3億5328万元を全国ITアーキテクチャー運営・メンテンナンス市場拡大およびサービス体系構築プロジェクトに、約18%の1億678万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約11%の6878万元をインテリジェント化運営・メンテナンスプラットフォーム改良プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ITアーキテクチャー構築を手掛ける北京中亦安図科技(301208/深セン)が7月7日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格46.06元に対し、初値は32.65%高い61.10元だった。終値は同22.45%高の56.40元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-07-07 17:15