【上海IPO】3D視覚センサーの奥比中光科技集団、初値は公開価格を45.21%上回る45元

 3D視覚センサーを手掛ける奥比中光科技集団(688322/上海)が7月7日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格30.99元に対し、初値は45.21%高い45.00元だった。終値は同38.85%高の43.03元だった。  同社は2013年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。3D視覚センサー技術の研究開発、設計、生産、販売を主業務としており、3D視覚センサー、コンシューマー向けデバイス、工業用デバイスを主力製品としている。「衣・食・住・行・工・娯・医」の分野において、生体認証、AIoT、コンシューマーエレクトロニクス、工業3D測定などで幅広く商業利用されている。15年末に量産を実現すると、OPPO、アントグループ、チャイナモバイルなどをはじめ、1000を超える世界の顧客に製品、サービスを提供してきた。    2021年12月期の売上高は4億7415万元(前期比83.11%増)、純損失が3億1127万元(同50.61%の損失減)。22年1〜3月期の売上高は8259万元(前年同期比24.34%増)、純損失は6090万元(同38.70%の損失増)。  新規上場に伴い調達予定の18億6292万元(約378億円)は、3D視覚感知技術研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
3D視覚センサーを手掛ける奥比中光科技集団(688322/上海)が7月7日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格30.99元に対し、初値は45.21%高い45.00元だった。終値は同38.85%高の43.03元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-07-07 17:45