小型電動工具向けリチウムイオン電池製造の江蘇蔚藍鋰芯、22年1〜6月期は若干の増益見込み

 深セン証券取引所のメインボードに上場している、江蘇蔚藍鋰芯(002245/深セン)が7月8日、22年1〜6月期の業績予測を発表し、若干の増益となる見込みを示した。  同社は2002年設立の民営企業で、08年に深センメインボードに上場。20年12月に江蘇澳洋順昌股フェン有限公司から現社名に変更した。小型電動工具向け三元系円筒形リチウムイオン電池を主とするリチウムイオン電池分野、LED用半導体チップ分野、鋼板およびアルミニウム板などの金属材料配送分野を3大事業分野としている。  2021年12月期の売上高は66億8049万元(前期比57.80%増)、純利益は6億7012万元(同141.09%増)。22年1〜3月期の売上高は18億3995万元(前年同期比25.72%増)、純利益は2億18万元(同25.40%増)。  同社の発表によれば、22年1〜6月期の純利益は3億4000万〜〜3億6000万元で、前年同期比0.27〜6.17%の増加となる見込みだ。若干の増益となる背景として、金属物流配送事業が引き続き良好な経営状態を維持していることを挙げた。一方で、リチウムイオン電池事業では正極材料をはじめとする原材料価格の大幅な上昇やロシアによるウクライナ侵攻などで世界的な消費財需要が疲弊しているという状況の中で積極的な対応策を講じ、電動工具の他に清掃用電気製品、スマート外出、モバイルストレージなどの新たな応用分野を開拓することで、新たな利益を生み出すことに成功したと説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所のメインボードに上場している、江蘇蔚藍鋰芯(002245/深セン)が7月8日、22年1〜6月期の業績予測を発表し、若干の増益となる見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,002245,sz
2022-07-09 19:00