日経平均は139円安スタート、重要イベント控え警戒感
28日の日経平均株価は、139円44銭安の1万4289円82銭で寄り付いた。
前週末のNYダウは140ドル安となり、ハイテク関連株に売りが目立った。また、為替市場ではドル・円は一時101円台後半まで円高が進み、ウクライナ情勢への警戒感が円を買う動きとなった。
寄り付きの日経平均は、円高進行への警戒感や、今週末に米雇用統計など重要イベントを控えることで、積極的な売買が見られず、売り先行でスタートしている。
個別では、前期の営業利益予想を上方修正したダイワボウホールディングス <3107> が買い気配。前3月期の最終赤字が減少したミクシィ <2121> や、前期が2期連続最高益更新となった小糸製作所 <7276> も買い気配でスタートしている。
また、今3月期の純利益を32%増と見通したファナック <6954> や、3月中間期業績が計画を上回ったSHOEI <7839> が買い先行となっている。
一方、9月中間期が初の営業減益と観測されたヤフー <4689> や、前3月期の最終赤字が拡大した近畿車輌 <7122> が売り気配でスタート。
今期の業績好調と増配計画が報じられたKDDI <9433> 、航空機エンジン工場の建設が報じられたIHI <7013> などは軟調となっている。施設の増強が報じられたオリエンタルランド(OLC) <4661> 、ポーランド工場での生産増強を発表した日本ガイシ <5333> も売りが先行している。(編集担当:片岡利文)
28日の日経平均株価は、139円44銭安の1万4289円82銭で寄り付いた。
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2014-04-28 08:45