【上海IPO】軍用レーダー部品生産の南京国博電子、初値は公開価格を32.62%上回る94元

南京国博電子(688375/上海)が7月22日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は70.88元に対し、初値は32.62%高い94.00元だった。終値は35.43%高い95.99元だった。
同社は2000年設立の国有企業で、20年に株式会社化した。アクティブフェーズドアレイレーダーのT/RモジュールおよびRF集積回路関連製品の研究開発、生産、販売を主業務としている。軍用、民間用両分野をカバーし、アクティブフェーズドアレイレーダーのT/Rモジュールは主に爆弾などの誘導、レーダー探知分野に、ガリウムヒ素RF集積回路は主にモバイル通信基地局やモバイル通信端末、無線LANに応用されている。21年12月期の売上比率は、T/Rモジュールが67.41%、RFモジュールが17.54%、RFチップが13.64%だ。
2021年12月期の売上高は25億881万元(同13.40%増)、純利益は3億6816万元(同19.46%増)。22年1〜3月期の売上高は、6億464万元(前年同期比68.21%増)、純利益は1億31万元(同67.63%増)。(編集担当:今関忠馬)
新規上場に伴い調達予定の26億7498万元(約544億円)は、約55%の14万7498万元をRFチップおよびモジュールの産業化プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
南京国博電子(688375/上海)が7月22日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は70.88元に対し、初値は32.62%高い94.00元だった。終値は35.43%高い95.99元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-07-22 18:00