【上海IPO】光通信設備の無錫市徳科立光電子技術、初値は公開価格を24.72%上回る60.5元

光通信設備を手掛ける、無錫市徳科立光電子技術(688205/上海)が8月9日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格48.51元に対し、24.72%高い60.50元だった。終値は同25.79%高の61.02元だった。
同社は2000年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。光トランシーバモジュール、光増幅器、光伝送サブシステムの研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は主に通信幹線伝送、5Gフロントホール、5Gミドル・バックホール、データチェーンの収集、データセンターの相互接続、超高圧通信保護などの分野に利用されている。中興通訊(ZTE)、米インフィネラ、米シエナ、烽火通信、ノキアなど国内外の大手電気通信設備メーカーや、中国国内3大通信事業者、国家電網などと取引関係を持っている。21年12月期の売上構成は、光トランシーバモジュールが34.43%、光増幅器が35.55%、光伝送サブシステムが24.71%。
2021年12月期の売上高は7億3109万元(約9.99%増)、純利益は1億2644万元(約18.58%増)。22年1~3月期の売上高は2億520万元(前年同期比23.07%増)、純利益は3258万元(同9.66%増)。
新規上場に伴い調達予定の10億3000万元(約206億円)は、約58%の6億元を高速度光モジュール製品生産ライン拡張・改良プロジェクトに、約17%の1億8000万元を光伝送サブシステムプラットフォーム化開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
光通信設備を手掛ける、無錫市徳科立光電子技術(688205/上海)が8月9日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格48.51元に対し、24.72%高い60.50元だった。終値は同25.79%高の61.02元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-08-09 17:15