【深センIPO】ネット広告サービスの易点天下網絡科技、初値は公開価格を54.07%上回る28.01元

ネット広告サービスを手掛ける易点天下網絡科技(301171/深セン)が8月19日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格18.18元に対し、初値は54.07%高い28.01元だった。終値は同45.21%高の26.40元だった。
同社は2005年設立の民営企業で13年に株式会社化した。パフォーマンス型広告、ブランディング広告、大手メディアのアカウント管理サービスを主業務としている。ビッグデータ、マシンラーニング、AI(人工知能)を駆使した先進的なインターネット広告技術を掌握しており、越境EC、ツールアプリケーション、ゲームなどさまざまな分野の5000を超える広告主に対して全面的かつ専門的な海外マーケティングソリューションプランを提供し、顧客の国際化戦略の実現をアシストしている。世界200あまりの国・地域向けにサービスを提供しており、インターネットメディアリソースではグーグル、フェイスブック、ツイッター、バイトダンス、ピンタレストなどのメディアやその代理店と安定的な協力関係を構築、広告サービスではアリババ、テンセント、網易、バイトダンス、快手、愛奇芸などの著名プラットフォームからの信頼を得ている。
2021年12月期の売上高は34億2493万元(前期比38.19%増)、純利益は2億5854万元(同10.16%増)。22年1〜3月期の売上高は7億9001万元(前年同期比4.36%減)、純利益は9323万元(同9.11%増)。
新規上場に伴い調達予定の12億4207万元(約249万元)は、約72%の8億9207万元をプログラマティック広告プラットフォーム改良プロジェクトに、約12%の1億5000万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ネット広告サービスを手掛ける易点天下網絡科技(301171/深セン)が8月19日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格18.18元に対し、初値は54.07%高い28.01元だった。終値は同45.21%高の26.40元だった。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,ipo,301171,sz
2022-08-19 18:15