【深センIPO】農薬メーカーの農心作物科技、初値は公開価格を19.98%上回る21.32元

 農薬メーカーの農心作物科技(001231/深セン)が8月19日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格17.77元に対し、初値は19.98%高い21.32元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.01%高の25.59元だった。    同社は2006年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。農薬製剤製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、主な製品は殺虫剤、殺菌剤、除草剤となっている。2020年の売上高は中国の農薬製剤業界で第21位。これまでに203件の発明特許を取得するなど豊富な技術的蓄積や研究開発力を持ち、高効率、低毒性、環境に優しいといった市場のニーズに沿った製品を設計、提供している。    2021年12月期の売上高は5億4427万元(前期比13.48%増)、純利益は8251万元(同21.11%増)。22年1〜3月期の売上高は1億6562万元(前年同期比26.83%増)、純利益は3007万元(同7.46%増)だった。  新規上場に伴い調達予定の3億7639万元(約75億円)は、約28%の1億539万元をグリーン農薬製剤インテリジェント・デジタル化工場技術改良プロジェクトに、約29%の1億870万元を研究開発センタープロジェクトに、約11%の4230万元を販売サービス体系構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
農薬メーカーの農心作物科技(001231/深セン)が8月19日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格17.77元に対し、初値は19.98%高い21.32元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.01%高の25.59元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-08-19 19:15