【北京ＩＰＯ】食糧輸送機械部品製造の鎮江三維輸送装備、初値は公開価格より３．８５％高い５．４元

　食糧輸送機械部品メーカーの鎮江三維輸送装備（８３１８３４／北京）が８月２２日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は５．２０元に対し、初値は３．８５％高い５．４０元だった。終値は同４．４２％高の５．４３元だった。 　同社は２００４年設立で、１４年に株式会社化した。輸送機械部品製品の開発、生産、販売が主業務で、食糧、飼料の加工・輸送分野に特化しており、スイス・ビューラー、捷賽など中国内外の食糧輸送機械大手メーカーや、中国儲糧管理集団、ＣＰグループなどの食糧関連グループ企業を顧客に持つ。２０２１年１２月期の売上構成は、バケットエレベータ関連部品が５８．８９％、フライトコンベア関連部品が１５．５９％、ベルトコンベア関連部品が６．６６％、スクリューコンベア関連部品が９．３５％、エンジニアプラスチック製高分子耐摩耗材が７．０８％となっている。 　２０２１年１２月期の売上高は２億８４５３万元（前期比２２．８７％増）、純利益は３９７２万元（同３．８３％増）。２２年１〜３月期の売上高は４８５６万元（前年同期比１０．９２％減）、純利益は３８６億元（同３１．１５％減）。（編集担当：今関忠馬） 　新規上場に伴い調達予定の１億５６００万元（約３１億円）は、約２９％の４５００万元を年産４０万平方メートルの輸送ベルトプロジェクトに、約３２％の５０００万元を年産６０万メートルの輸送チェーンプロジェクトに、約２４％の３８００万元を食糧用プラスチックバケット生産ラインのインテリジェント化改良・生産拡大プロジェクトに用いる。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）