【香港IPO】蘇州の都市・不動産管理手掛ける蘇新美好生活服務、初値は公開価格を4.65%下回る8.2香港ドル

 不動産管理サービスを手掛ける蘇新美好生活服務(02152/香港)が8月24日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格8.60香港ドルに対し、初値は4.65%低い8.20香港ドルだった。終値は同0.12%安の8.59香港ドルだった。  同社は1994年設立で、親会社は蘇州市高新区管理委員会直属の国有企業で都市開発、運営を手掛ける蘇州蘇高新集団。主に江蘇省蘇州市で都市サービスと、商業施設や住宅団地向けの不動産管理サービスを提供している。都市サービスでは道路や駅のクリーン化・水道ネットワークや街灯の定期検査・幹線道路沿線建築物の外壁リニューアルなどといった市政インフラサービス、博物館・図書館・スポーツセンター・公園・公的事務機関などのメンテナンスを行う公共建築管理サービス、ゴミ収集センター運営サービスを手掛ける。中国指数研究院による「2022年中国不動産サービス100強企業」ランキングで46位となっている。21年12月期の売上構成は、都市サービスが36.7%、商業物件管理サービスが44.2%、住宅物件管理サービスが13.1%。  2021年12月期の売上高は461981千人民元(前期比5.77%増)、当期利益は56517千人民元(同17.49%増)。  新規上場に伴い調達予定の1億7940万香港ドルは、約30%の約5380万香港ドルを商業物件向け都市サービス・不動産管理サービスを扱う他企業の買収費用に、約30%の約5380万香港ドルをゴミ収集センター・ゴミ収集センターの運営管理サービス企業への投資に、約23%の約4130万香港ドルを不動産管理サービス拡充に、約4%の約720万香港ドルをスマート物件管理システム開発に、約3%の約540万香港ドルを中国内外の一流大学との提携強化、人材育成に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
不動産管理サービスを手掛ける蘇新美好生活服務(02152/香港)が8月24日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格8.60香港ドルに対し、初値は4.65%低い8.20香港ドルだった。終値は同0.12%安の8.59香港ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,ipo,02152,hk
2022-08-24 18:15