【深センIPO】児童向け図書の栄信教育文化産業発展、初値は公開価格を22.91%上回る31.33元

児童向け図書の企画、出版を手掛ける栄信教育文化産業発展(301231/深セン)が9月8日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格25.49元に対し、初値は22.91%高い31.33元だった。終値は、同26.40%高の32.22元だった。
同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。児童用図書の企画、発行、児童用文化製品の輸出を主業務としており、ミドルレンジ〜ハイエンド児童用図書ブランド「楽楽趣」と、大衆消費向け児童図書ブランド「傲遊猫」ブランドを展開する。世界の図書の著作権ライセンス取得作品および自前の著作権作品は合計3200種類あまりに達し、21年の中国国内における児童向け図書売上額シェアは業界第2位の2.70%で、特に科学知識系図書では4.86%、幼児向け啓蒙図書では8.11%のシェアを獲得し、それぞれ業界第1位となっている。
2021年12月期の売上高は3億7885万元(前期比0.85%減)、純利益は4063万元(同13.02%減)。22年1〜6月期の売上高は1億6682万元(前年同期比3.91%減)、親会社株主に帰属する純利益は1173万元(同25.01%減)。
新規上場に伴い調達予定の3億1000万元は、6000万元を児童向け図書開発、版権業務プロジェクトに、2億5000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
児童向け図書の企画、出版を手掛ける栄信教育文化産業発展(301231/深セン)が9月8日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格25.49元に対し、初値は22.91%高い31.33元だった。終値は、同26.40%高の32.22元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-09-08 17:00