【深センIPO】14日はアルミクラッド木製サッシ製造のハルピン森鷹窓業が公募開始

 深セン証券取引所では9月14日、創業板への上場を目指しているハルピン森鷹窓業(301227/深セン)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2370万株を発行予定で、公募価格は38.25元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は1999年設立の民営企業。アルミクラッド木製サッシの研究開発、設計、生産、販売を主業務としている。アルミクラッド木製サッシは保温性に優れた美しい木製サッシにアルミ材の防水性、耐腐食性能を兼ね備えた高性能サッシだ。同社は中国の業界内で大規模なカスタマイズ生産ができる数少ない企業の一つで、ドイツやオーストリア、スイスなど欧米諸国から導入した先進的な生産設備に、自己開発の技術を組み合わせた質の高い木材加工、アルミ加工、ガラス加工、組み立て技術を獲得しており、華東地域を中心として個人や企業の建築向けに良質なアルミクラッド木製サッシを提供している。  温室効果ガスによる地球温暖化対策としてエネルギーの節減が世界的なトレンドになる中、建築、インテリア業界における省エネのニーズも日増しに高まっており、快適性と省エネ性を追求した「パッシブハウス」の概念が急速に浸透しつつある。その中で、省エネ効果の高いアルミクラッド木製サッシの持つ強みがますます顕著となっている。中国では生活水準の向上に伴い、個性的なインテリアや、温かみのある屋内空間に対するニーズも高まっていることから、同社製品を取り巻く市場環境は明るいと言えそうだ。  2021年12月期の売上高は9億5662万元(前期比14.36%増)、純利益は1億2845万元(同1.13%増)。22年1〜6月期の売上高は3億1329万元(前年同期比9.86%減)、純利益は2398万元(同43.28%減)。上海などで新型コロナの感染が拡大し、生産、出荷、取付け、代金回収に影響が出た。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所では9月14日、創業板への上場を目指しているハルピン森鷹窓業(301227/深セン)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2370万元を発行予定で、公募価格は38.25元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-09-12 17:45