日経平均終値は18円高、大引け前に売りが集中
24日の日経平均株価終値は、18円91銭高の1万5889円33銭と5日続伸。
前日NYダウの最高値更新や、為替の円安進行などが好感され、日経平均は寄り付きで85円高の1万5955円と急伸。前場には2007年12月以来の1万6000円台を付け、その後も高値圏でもみ合ったものの、午後2時30分過ぎから急速に売り圧力が高まり、大引け前にはマイナスに転じる場面もあった。
個別株では、マグネシウム新型電池の共同開発が注目を集めた藤倉ゴム工業 <5121> がストップ高。円安寄与で今3月期の利益予想を増額した三菱自動車 <7211> 、ガス会社4社を子会社化すると発表した日本瓦斯 <8174> が急騰したほか、大和証券が「買い」でカバレッジを開始した日本トリム <6788> 、朝方に業績予想を修正したキッセイ薬品工業 <4547> なども強い動きを見せている。
前週から大きな値動きが続いているネットゲーム関連では、エイチーム <3662> やミクシィ <2121> がストップ高。ドワンゴ <3715> や、KLab <3656> が急騰した一方で、ケイブ <3760> やアエリア <3758> 、アドウェイズ <2489> は軟調となった。
また、オンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> がストップ安。3Q決算を発表しゴールドマン・サックス証券が目標株価を引き下げたあさひ <3333> や、中国での紙オムツの伸び悩みが指摘されたユニ・チャーム <8113> も弱含んでいる。自社株買いを発表したウェブクルー <8767も安い。
業種別では、海運やパルプ・紙、タイヤ、鉱業株などが強い動きとなり、電力・ガス、繊維、食料品、精密機器株などが売られている。(編集担当:片岡利文)
24日の日経平均株価終値は、18円91銭高の1万5889円33銭と5日続伸。
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2013-12-24 14:45