太陽光発電所運営の信義能源HD、22年1〜6月期は約13%の増収

 中国国内で太陽光発電所の運営を手掛ける信義能源HD(03868/香港)が9月30日、2022年1〜6月期の中間決算を発表した。発電量の増加で前年同期比約13%の増収となった一方で、純利益は前年同期とほぼ同水準となった。  同社は2019年5月に香港メインボードに上場した。安徽省、福建省、湖北省、広東省、河北省、河南省、天津市などにある太陽光発電所を所有しており、国家電網の子会社に電力を販売している。  22年1〜6月期の売上高は12億5780万香港ドルで、前年同期の11億1260万元から13.05%増加した。22年6月30日現在で同社および子会社が所有する太陽光発電所プロジェクトの合計発電容量が2534ギガワットで、前年同期の2164ギガワットから370ギガワット増えたことに加え、当期は日照時間が長く発電量が増加したことなどが売上増の要因となった。  一方、売上原価は従業員の福利厚生支出増、電力コスト増に伴い、前年同期の2億8790万ドルから3億4300万ドルと19.2%増加。粗利率は74.1%から72.7%と1.4ポイント低下した。また、当期純利益は6億2409万ドルで、前年同期の6億2190万ドルから0.4%の微増となった。  同社は22年内にさらに4つの大型太陽光発電所プロジェクトの買収を計画しており、総発電容量が650ギガワットが増える見込みとなっている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国国内で太陽光発電所の運営を手掛ける信義能源HD(03868/香港)が9月30日、2022年1〜6月期の中間決算を発表した。発電量の増加で前年同期比約13%の増収となった一方で、純利益は前年同期とほぼ同水準となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-09-30 23:00