映像版権保護SaaSサービスの阜博集団、22年1〜6月期は中国本土の売上が急増で約74%の増収に

 映像メディアコンテンツ保護分野のSaaSサービスを手掛ける、阜博集団(03738/香港)が2022年1〜6月期の中間決算を発表した。  同社は16年設立で、18年1月に香港メインボードに上場した。映像メディアコンテンツ保護分野のSaaSサービスを柱としたサブスクリプションサービス、付加価値サービスの提供を主業務としている。サブスクリプションサービスは主に自社開発のVDNA技術およびウォーターマーク技術を応用したコンテンツ保護、映像コンテンツ配信プラットフォーム上における知財権保有者向けの専用チャンネル管理を手掛けている。付加価値サービスは主にSNSや映像プラットフォームの収益分配サービスだ。 22年1〜6月期の売上高は5億5612万香港ドルで、前年同期の3億1948万ドルから74.07%増加した。売上の内訳はサブスクリプションサービスが2億200香港ドルで前年同期比2.36倍と大きく増え、付加価値サービスが3億5300万ドルで同51%増加した。地域別では米国での売上が3億2779万ドル(同30.64%増)、中国本土が2億2568万ドル(同3.4倍)となっており、中国本土向けの売上が急速に伸びた。  また、当期純利益は2914万ドルで、前年同期の2306万ドルから26.36%増加した。研究開発費用は約5800万ドルで、前年同期比約20%増となった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
映像メディアコンテンツ保護分野のSaaSサービスを手掛ける、阜博集団(03738/香港)が2022年1〜6月期の中間決算を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-01 23:15