ＢＹＤの９月は新エネ車の生産・販売いずれも２０万台突破、ＰＨＶがさらに加速

　中国の電気自動車（ＥＶ）大手で深セン証券取引所メインボードおよび香港証券取引所に上場しているＢＹＤ（比亜迪、００２５９４／深セン、０１２１１／香港）が１０月３日、２０２２年９月の自動車生産・販売速報を発表した。新エネルギー車の単月生産、販売量がいずれも前月を大きく上回り２０万台を突破、１月からの累計生産、販売量も１００万台を超えた。 　 　同社が９月に生産した自動車（すべて新エネルギー車）は２０万４８９３台で、８月の１７万５４１８台から１６．８０％増えた。前年同月比では２．８８倍となった。また、販売台数は２０万１２５９台で、８月の１７万４９１５万台から１５．０６％増え、前年同月比では２．８３倍だった。 　 　また、生産された乗用車２０万４６０７万台のうち純電動車（ＥＶ）は９万７９０２台、ＰＨＶは１０万６７０５台となり、単月生産１０万台の大台に乗ったＰＨＶがさらに生産ペースを加速させ、ＥＶを約９０００台上回る結果となった。さらに、９月は海外で新エネ乗用車が７７３６台売れ、前月より２６４４台増えた。 　今年１〜９月における新エネ乗用車車累計生産台数は１１８万６８５０台で前年同期比２．５４倍、販売台数は１１７万５３２１台で同２．５５倍となり、３か月を残して年間の生産、販売台数がいずれも１００万台を突破した。 　 　なお、９月の新エネ車動力バッテリーおよび蓄電池取り付け総容量は８．６１０ギガワット時で、１月からの累計量は５７．４９３ギガワット時となっている。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）