石炭輸入販売の安域亜州、22年3月期通期決算は新型コロナの影響で約14%の減収

 香港証券取引所に上場している、安域亜州(00645/香港)が10月6日、2022年3月期通期決算を発表した。前期比で約14%の減収で、ほぼ同水準の赤字となった。  同社は1993年に港台集団有限公司として設立し、同年12月に香港メインボードに上場。2012年に現社名に変更した。石炭などの輸入、販売を手掛ける香港の投資持株会社で、インドネシアなどの石炭生産業者から石炭を買い付けて中国に輸入している。  22年3月期通期の売上高は1億155万米ドルで、前期の1億1750万ドルから13.57%減少した。売上減少の主な要因は、新型コロナウイルスの感染拡大による市場の低迷。当期はインドネシア、ロシア、オーストラリアから石炭を輸入し、中国国内向けに125万トンを販売した。前年の販売量は207万トンであり、約40%減少した。また、ロシア産トウモロコシを中国国内向けに約4700トン販売、前期の8300トンから約43%減った。当期純損益は212万ドルの赤字で、前期の赤字額226万ドルから5.92%赤字が縮小した。  同社は、21年3月期通期決算を当期終了後3か月以内に発表できなかったため、21年7月2日より株式売買が停止している。今年9月に、予定より大幅に遅れて21年3月通期決算、21年9月期中間決算を発表した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
香港証券取引所に上場している、安域亜州(00645/香港)が10月6日、2022年3月期通期決算を発表した。前期比で約14%の減収で、ほぼ同水準の赤字となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-07 23:15