【深センIPO】14日は電磁波遮蔽材料の隆揚電子など2社が公募開始予定

深セン証券取引所では10月14日、メインボードへの上場を目指す箭牌家居集団(001322/深セン)と創業板への上場を目指す隆揚電子(301389/深セン)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
箭牌家居集団は9661万株を発行予定で、公募価格は12.68元。2013年設立の民営企業で、19年に株式会社化して現社名となった。トイレ・バス用セラミック、水道の蛇口、浴室用家具、セラミックタイル、浴槽、クローゼットなどの家具製品の設計、開発、生産、販売およびサービスの提供を主業務としている。「ARROW」などの3つのブランドを展開し、これまで再三にわたり中国10大バス・トイレ用品ブランド、10大タイルブランドなどに選ばれてきた。中国では都市化の加速に伴って都市インフラ、公共施設、住宅の建設が急ピッチで進んでおり、トイレ・バス用家具製品の需要は安定的に成長している。同社は高いブランド認知度、確かな品質などを強みとして、さらなる市場シェア拡大を目指す。
21年12月期の売上高は83億7347万元(前期比28.78%増)、純利益は5億7620万元(同1.87%減)。22年1〜6月期の売上高は、33億673万元(前年同期比0.89%減)、純利益は2億3831万元(同51.84%増)。
隆揚電子は7088万株を発行予定だ。00年設立で、20年に株式会社化した。電磁波遮蔽材料の研究開発、生産、販売を主業務としており、導電布、導電布テープ、遮蔽絶縁複合テープ、電磁波吸収材、導電布プラスチックフォームなどが主力製品。ノートパソコン、タブレットパソコン、スマートフォン、ウェアラブル端末などコンシューマーエレクトロニクス分野の製品に利用されている。21年の電磁波遮蔽材料世界市場シェア(売上高ベース)は0.64%となっている。
21年12月期の売上高は4億2833万元(前期比0.71%増)、純利益は1億9767万元(同18.63%増)。22年1〜6月期の売上高は2億378万元(前年同期比5.40%増)、純利益は9145万元(同1.64%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所では10月14日、メインボードへの上場を目指す箭牌家居集団(001322/深セン)と創業板への上場を目指す隆揚電子(301389/深セン)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-12 20:15