石炭大手の中国中煤能源、22年1〜9月期は50%以上の増益見込み

 香港メインボードと上海メインボードに重複上場している中国中煤能源(01898/香港、601898/上海)は10月12日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、純利益が前年同時期より50%増加する見込みを示した。  同社は06年に中煤集団から独立して設立された国有企業で、同年12月に香港メインボードに、08年2月に上海メインボードにそれぞれ上場した。石炭事業、石炭化学工業事業、炭鉱設備製造事業などを手掛けている。21年12月期の売上高は2311億2730万元(前期比64.0%増)、親会社株主に帰属する純利益は132億8190万元(同2.25倍)。21年の商用石炭生産量は1億1274万トン(前年比2.5%増)、買付石炭を含む販売量は2億9117万トン(同9.7%増)だった。  公告によれば、22年1〜9月期の親会社株主に帰属する純利益は183億6000万〜202億9000万人民元で、前年同期より54.9〜71.1%増加する見込み。また、非経常損益を差し引いた親会社株主に帰属する純利益は182億7000万〜202億元で、同54.9〜71.3%の増加となる見込みだ。  50%以上の増益見込みとなる理由について同社は、エネルギー供給保障のために全力で増産、供給増に取り組みんだこと、主要製品の価格が高水準で推移していること、細やかなかつ合理的な管理体制の強化によるコスト低減、さらに投資収益の増加などを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
香港メインボードと上海メインボードに重複上場している中国中煤能源(01898/香港、601898/上海)は10月12日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、純利益が前年同時期より50%増加する見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,01898,601898,hk,sh
2022-10-12 23:30