電子タバコ霧化技術のスモーア・インターナショナルHD、22年7〜9月期は売価引き下げなどで40%以上の減益

電子タバコの霧化装置メーカーの思摩爾国際HD<スモーア・インターナショナルHD>(06969/香港)が10月14日、2022年7〜9月期の純利益が前年同期比で40%以上減少したことを明らかにした。
同社は09年設立で、20年7月に香港メインボードに上場した。主に電子タバコに用いられる霧化装置の研究開発、製造、販売を主業務としている。各電子タバコメーカー向けに霧化装置や部品をODM生産しているほか、VAPRESSO、FEELMという自社ブランドでも霧化装置の生産、販売を手掛けている。
22年7〜9月期の純利益は7億2100万人民元で、前年同期の12億4880万元から42.3%減少した。また1〜9月期の売上高は21億5730万元で、前年同期の42億2410万元から48.9%の減少となっている。
純利益が大きく減少した理由について同社は、22年1〜6月に一部の大口顧客への販売価格を引き下げたために売上総利益率が低下したこと、もともと売上総利益率が低い使い捨て電子タバコ用霧化製品の売上比率が高まったこと、長期的な競争力を強化するために霧化技術の基礎研究、医療、健康分野への投資を強化したこと、マネジメント能力、マーケティング能力向上のために情報システムやマーケティング体系構築などへの投資を強化したことを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
電子タバコの霧化装置メーカーの思摩爾国際HD<スモーア・インターナショナルHD>(06969/香港)が10月14日、2022年7〜9月期の純利益が前年同期比で40%以上減少したことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-15 22:45