日本トリムが連日のストップ安売り気配、大和証券が投資評価引き下げ

 日本トリム <6788> が25日のストップ安に続いて、28日も700円ストップ安(14.3%安)の4170円で売り気配となっている。  同社は24日の引け後に、今期業績予想を開示。売上高は前期比6.5%増の140億円を打ち出したものの、営業利益は同2.1%減の30億5000万円、純利益は同22.6%減の19億4000万円を計画した。  25日付の大和証券リポートでは、今期の減益予想について、主力の抗凝血剤検出キットの出荷が米国の治験過程で投与前の検査業務を停止しており、出荷が大幅に停滞していることが要因としている。同証券では決算発表を踏まえ、今期の売上高予想を148億円から142億円へと減額。営業利益予想は40億円から31億円に引き下げている。  一方、日本トリムは日本でがん関連の検出キットの治験が進展しており、国内で年内の承認申請を目指しているという。ただし、こちらも「仮に承認が得られても、業績貢献には時間を要する」と同リポートでは見通している。  大和証券によるレーティングは、短期的な好材料が見当たらないとして「1(買い)」から「3(中立)」に引き下げ。目標株価は6070円とした。(編集担当:片岡利文)
日本トリムが25日のストップ安に続いて、28日も700円ストップ安(14.3%安)の4170円で売り気配となっている。
japan,company
2014-04-28 13:45