BYD、22年7〜9月期の純利益は前年同期比4倍以上となる57億元前後の見込み

 中国の電気自動車(EV)大手BYD(01211/香港、002594/深セン)が10月17日、2022年7〜9月期の業績予測を発表した。前年同期比で4倍以上の増益となる見込みだ。  22年7〜9月期の予測純利益は55億472万〜59億472万人民元で、前年同時期の12億6954万元と比べて4.33〜4.65倍となる。また、非経常損益を差し引いた純利益は50億7059万〜57億7059万元で、前年同時期の5億1774万元と比べて9.79〜10.14倍となる見込みで、本業の増益が際立つ形となった。  22年1〜9月期の予想純利益は91億〜95億元で、前年同期比3.72〜3.89倍、非経常損益を差し引いた純利益は81億〜88億元で同9.13〜9.92倍となっている。  同社は22年7〜9月期の経営状況について、複雑かつ厳しい経済情勢、新型コロナの散発的な感染発生、中国国内の高温気象、コモディティ商品価格の高止まりなどネガティブな要因が重なる中でも新エネルギー自動車業界は勢いをさらに加速させ、同社の新エネ車販売台数も堅調に増加して過去最高記録を更新、市場シェアをさらに拡大することに成功したと説明。また、販売が大きく増えたことにより、原材料価格の高騰による利益圧縮を効果的に和らげる事ができたとした。  さらに、携帯電話の部品生産、組み立て事業についても、コンシューマーエレクトロニクス産業の需要がなおも疲弊している中にあって、コスト制御能力の向上と、製品構造の調整を進めたことにより、収益性が高まったと振り返っている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の電気自動車(EV)大手BYD(01211/香港、002594/深セン)が10月17日、2022年7〜9月期の業績予測を発表した。前年同期比で4倍以上の増益となる見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-17 23:00