石炭大手のエン鉱能源集団、22年1〜9月期の純利益は前年同期比2.35倍となる約271億元の見込み

中国の石炭大手、エン鉱能源集団(01171/香港、600188/上海)が10月19日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、純利益が前年同期の2.35倍となる見込みを示した。
同社は1997年設立で、98年に上海メインボード、香港メインボードにそれぞれ上場した。石炭の採掘や加工、スマート物流、電力・熱の供給、石炭の採掘設備製造、化学工業製品の生産・販売を主業務としている。主な石炭製品は動力炭、PCI炭、原料炭などで、電力、冶金、化学工業などの産業で利用されており、中国国内のほか、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアなど海外向けにも販売している。
業績予測によれば、22年1〜9月期の純利益は約271億人民元で、前年同時期の155億6800万元の2.35倍に達する見込みだ。また、非経常損益を差し引いた純利益は267億元で、前年同時期の149億4100万元と比べて2.27倍の増益となる。
なお、当期の商品用石炭生産量は7657万トンで、前年同期比1.55%減となった。販売量は7872万トンで、同1.98%増となっており、生産量、販売量とも前年同時期とほぼ同水準だ。その中で当期の純利益が大幅に増加した要因について同社は、中国内外のエネルギー価格が高騰したことで同社の主要製品価格が高水準を維持したこと、一方でリーンマネジメントの継続的な推進によりコストの上昇による影響を抑えられたことを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の石炭大手、エン鉱能源集団(01171/香港、600188/上海)が10月19日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、純利益が前年同期の2.35倍となる見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-19 20:15