石炭採掘用設備メーカーの鄭州煤砿機械集団、22年1〜9月期は石炭業界の活況で増収増益の見込み

石炭採掘用設備メーカーの鄭州煤砿機械集団(00564/香港、601717/上海)が10月19日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、増収増益となる見込みを示した。
同社は2002年設立で、10年8月に上海メインボードに上場し、12年12月に香港メインボードに重複上場した。炭鉱の採掘設備の生産、販売を主業務としており、中国国内市場シェアは30%以上を保っている。油圧サポートや搬送コンベヤーなどを製造し、中国国内のほかにもロシア、米国、オーストラリア、トルコ、インド、ベトナムなどに輸出している。このほか、自動車の部品やモーター製造、投資事業も手掛ける。
業績予測によれば、22年1〜9月期の売上高は237億8872万人民元で、前年同期の219億9071万元から8.18%増加する見込み。純利益は19億6196万元で、前年同期の15億7720万元から24.40%の増加となる。非経常損益を差し引いた純利益は16億5670万元で、前年同期比13.86%増の見込みだ。
増収増益の要因について同社は、石炭業界が良好な発展状況を保ったことで高効率なスマート化設備への需要が伸び続け、同社の石炭関連設備の受注量、売上、利潤が大きく成長したことを挙げた。また、自動車部品事業では新型コロナの影響や原材料価格の高騰、商用車市場の軟調といったネガティブな要素が重なる中でコストを合理的に抑えるとともに、国際市場や新エネルギー関連事業の開拓に注力したことから、安定した業績を得ることができたとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
石炭採掘用設備メーカーの鄭州煤砿機械集団(00564/香港、601717/上海)が10月19日、2022年1〜9月期の業績予測を発表し、増収増益となる見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-19 22:30