中国電信、２２年１〜９月期の純利益は２４５億４２９５万元に

　中国の電気通信大手、中国電信＜チャイナテレコム＞（００７２８／香港、６０１７２８／上海）が１０月２０日、２０２２年１〜９月期の業績報告を発表した。 　同社の２２年１〜９月期の売上高は３５７８億４２９３万元で前年同時期から９．６％増加した。また純利益は２４５億４２９５万元で同５．２％増となり、非経常損益を差し引いた純利益は２４５億８７０９万元で同８．３％増だった。 　２２年９月期の売上高は１１７６億２３７２万元で同７．９％増、純利益は６２億５１８５万元で同１２．０％増となったが、非経常利益を差し引いた純利益は６２億１０８１万元で同１．６％減少した。 　２２年９月３０日現在のモバイルユーザー数は３億８９８９件で前年同時期に比べて１７４６万件増えた。５Ｇプランユーザー数は２億５１０４万件に達し、同６３２４万件の増加となった。携帯電話のネットワーク通信量は４４０６万テラバイトで、約１０００万テラバイト増加している。有線ブロードバンドユーザー数は１億７８６８万件で８９７万件増加、固定電話ユーザー数は１億５５０万件で１１４万件減少した。 　同社は２２年１〜９月期の業績について、モバイル通信では５Ｇユーザーの安定的な増加を実現し、固定インターネットおよびスマートホーム事業ではより幅広い、インテリジェンス性の高いデジタル生活アプリケーションプラットフォームを構築し、スマートホーム、スマートコミュニティ、デジタル農村の発展を促進したとしている。また、産業のデジタル化分野ではデジタル経済と実体経済のディープな融合的発展を積極的に推進し、クラウド・データ・インテリジェント・ネットワーク・セキュリティを一体化したプラットフォームの構築やクラウドのミドルオフィス構築の強化に取り組み、産業のデジタル化、スマート化と社会のデジタル化の発展をアシストしたとしている。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）