【深センIPO】27日は創業板で2社が上場、上海瑞晨環保科技は公募割れスタートも取引開始後に急上昇

 深セン証券取引所では10月27日、上海瑞晨環保科技(301273/深セン)と北京挖金客信息科技(301380/深セン)が創業板に新規上場した。  上海瑞晨環保科技は公開価格37.89元に対し、初値は7.63%低い35.00元と公募割れしたが、終値は同5.86%高の40.11元だった。  同社は10年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。高効率な省エネ型遠心ファン、遠心式ウォーターポンプなどの設備の開発、設計、生産、販売を主業務としている。主に、鉄鋼、コンクリートなど高エネルギー消費産業の顧客向けに、テスト評価、製品設計、カスタマイズされた設備の販売を通じて省エネの目標達成を支援する。21年12月期の売上高は4億763万元(前期比36.63%増)、純利益は8272万元(同20.87%増)。22年1〜6月期の売上高は1億7902万元(前年同意比20.46%増)、純利益は3071万元(同3.28%減)。  新規上場に伴い調達予定の4億4897万元(約91億円)は、約67%の2億9897万元を高効率省エネファン産業化プロジェクトに用いる。  北京挖金客信息科技は公開価格は34.78元に対し、初値は44.48%高い50.25元だった。終値は同29.90%高の45.18元だった。  同社は11年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。モバイルネットワークアプリケーション技術および情報サービス提供業者であり、主に付加価値電信サービス、モバイル情報化サービス、モバイル営業サービスなどの事業を展開している。電気通信、インターネット、電力、メディアなど各業界の大型企業に対し、技術、運営、マーケティング分野の総合的なソリューションプランを提供する。21年12月期の売上高は6億6803万元(前期比30.69%増)、純利益は7880万元(同7.35%減)。22年1〜6月期の売上高は3億219万元(前年同期比0.48%減)、純利益は3649万元(同9.25%減)。    新規上場に伴い調達予定の4億4425万元(約91億円)は、約65%の2億9024万元をモバイルネットワーク情報サービスのアップグレードプロジェクトに、1億5401万元を研究開発・運営拠点建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬) (イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所では10月27日、上海瑞晨環保科技(301273/深セン)と北京挖金客信息科技(301380/深セン)が創業板に新規上場した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-25 20:00