【深センIPO】マイクロスイッチ製造の東南電子が31日に公募開始、2146万株発行予定

 深セン証券取引所では10月31日、創業板への上場を目指すマイクロスイッチメーカーの東南電子(301359/深セン)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2146万株を発行予定。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は1987年に楽清県東南電子元件廠として設立し、95年に会社化した民営企業で、16年に株式会社化した。浙江省に本社を置き、マイクロスイッチの設計、開発、生産、販売を主業務とする。マイクロスイッチは接点ギャップが短く、高速動作機構を持ち、感度が高いという特徴を持っており、家電用品、専用設備、医療機器、電動工具、航空装置、乗用車などの分野や、高温、高圧、多湿、振動などの特殊な環境で広く応用されている。美的、格力、ギャランツなどの中国電器製品メーカーのほか、シーメンス、ボッシュ、ワールプール、パナソニック、LG、ダイソン、日立、東芝などの著名家電ブランドが主な顧客だ。  製品は主に幅広い温度、電流環境にて使用可能で家電製品や電子デバイス、通信デバイス、自動車電子などに幅広く用いられるKWシリーズ、防水・防爆性能を特徴とするWSシリーズ、防塵性に優れたMSシリーズに分かれており、KWシリーズが売上の7割前後を占める。  2021年12月期の売上高は3億215万元(前期比20.04%増)、純利益は6028万元(同5.65%減)。22年1〜9月期の予測売上高は1億8400万〜1億9000万元(前年同期比15.59〜18.26%減)、純利益は3160万〜3370万元(同26.41〜31.00%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所では10月31日、創業板への上場を目指すマイクロスイッチメーカーの東南電子(301359/深セン)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2146万株を発行予定。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-27 19:45