日経平均終値は141円安と反落、ヤフー、JDIなど軟調

28日の日経平均株価終値は、141円03銭安の1万4288円23銭と反落した。  朝方の日経平均は、前週末のNYダウの軟調や、為替市場での円高進行などが嫌気され、売りが先行。139円安の1万4289円で寄り付いた後、午前10時前には下げ幅が205円まで拡大した。  その後も、米雇用統計や日銀の金融政策決定会合など重要イベントを控えていることや、祝日の前日であることなどから積極的な売買は見られず、後場も1万4200円台でのもみ合いに終始した。  個別では、アナリストリポートで投資評価が2段階格下げされた日本トリム <6788> が連日のストップ安。前3月期予想を下方修正したジャパンディスプレイ(JDI) <6740> が急落となり、9月中間期は初の営業減益と報じられたヤフー <4689> や、前3月期の最終赤字が拡大した近畿車輌 <7122> も軟調となっている。  取引時間中に今期の実質減配を発表した日本取引所グループ(JPX) <8697> 、目標株価の引き下げがあったホンダ <7267> も売られ、カジノ法案提出が難しくなったとの報道から日本金銭機械 <6418> などカジノ関連株も弱含んだ。  一方、前期が好業績となり、今期の増収増益予想も好感された富士通ゼネラル <6755> や、前期が2期連続で最高益更新となった小糸製作所 <7276> 、今3月期計画が市場予想を上回ったトプコン <7732> が急騰。前期の営業利益予想を上方修正したダイワボウホールディングス <3107> も買われた。  また、富岡製糸場の世界遺産登録勧告に関連し、片倉工業 <3001> が朝方に急騰した。  業種別では、パルプ・紙株、ガラス株、海運株、自動車株、ノンバンク株などが弱い動きをみせた。(編集担当:片岡利文)
28日の日経平均株価終値は、141円03銭安の1万4288円23銭と反落した。
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2014-04-28 14:45