【深センIPO】電子コネクタメーカーの浙江珠城科技が15日に公募開始、1628万株発行予定

 深セン証券取引所への上場を目指す、浙江珠城科技(301280/深セン)が12月15日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1628万株を発行予定で、公募価格は67.4元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。  同社は2000年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電子コネクタの研究開発、生産、販売、および電子コネクタ精密金型の設計、製造、組み立てを主業務としている。製品は主にコンシューマー系家電、スマート端末などに利用されており、今後は自動車分野を重要な発展の方向性として位置づけている。高い技術力から美的、ハイアール、格力、ハイセンス、LG、パナソニック、BYDなどの国内外署名メーカーと提携関係を持っている。中でも、美的集団向けの売上が全体の約4割を占める。  2022年1〜6月期の売上構成は、端子部品が48.25%、ハーネスコネクタが51.75%。生産量は年々増加しており、端子部品は2019年の約65億個から21年には約94億個に、ハーネスコネクタは19年の約1億6000万個から21年には約2億4000万個に増えた。一方、生産能力の利用率は98%にまで達しており、さらなる成長のためには生産能力の拡大が求められる。  21年12月期の売上高は10億5097万元(前期比48.21%増)、純利益は1億4643万元(同36.11%増)。22年1〜9月期の売上高は7億7679万元(前年同期比0.32%増)、純利益は8992万元(同20.46%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所への上場を目指す、浙江珠城科技(301280/深セン)が12月15日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1628万株を発行予定で、公募価格は67.4元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-12-14 21:15