【上海IPO】光半導体チップメーカーの陝西源傑半導体科技が12日に公募開始、1500万株発行予定

光半導体チップメーカーの陝西源傑半導体科技(688498/上海)が12月21日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格100.66元に対し、初値は22.19%高い123.00元だった。終値は同15.66%高の116.42元だった。
同社は2013年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。光半導体チップの研究開発、設計、生産、販売を主業務としており、2.5Gbps、10Gbps、25Gbpsおよびさらに高速なレーザー半導体チップ製品を手掛ける。光ファイバー接続、4G/5G移動通信ネットワーク、データセンターなどの分野に用いられており、中国内外の大手光モジュールメーカーに製品を供給、中興通訊(ZTE)やノキア、中国移動、中国聯通、中国電信、AT&Tなどの大型通信機器メーカー、通信サービス事業者の製品、サービスに利用されている。
21年における2.5Gbpsレーザーチップの世界市場シェア(出荷量ベース)は7%、10Gbpsでは20%、25Gbps以上では0.34%。21年12月期の売上高は2億3210万元(前期比0.54%減)、純利益は9528万元(同20.85%増)。22年1〜9月期の売上高は1億9344万元(前年同期比25.76%増)、純利益は7392万元(同22.98%増)。
新規上場に伴い調達予定の9億8000万元(約185億円)は、約58%の5億7000万元を10Gbpsおよび25Gbpsレーザーチップ生産ライン建設プロジェクトに、約12%の1億2000万元を50Gbpsレーザーチップ産業化プロジェクトに、約14%の1億4000万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
光半導体チップメーカーの陝西源傑半導体科技(688498/上海)が12月21日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格100.66元に対し、初値は22.19%高い123.00元だった。終値は同15.66%高の116.42元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-12-21 19:30