【香港IPO】血管手術機器メーカーの業聚医療集団、初値は公開価格と同値の8.8香港ドル

 血管疾患の手術機器を製造する医療機器メーカーの業聚医療集団HD<オーバスネイチメディカルグループ>(06929/香港)が11月23日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。初値は公開価格と同値の8.80香港ドルだった。終値は公開価格を3.98%上回る9.15ドルだった。  同社は2000年設立。経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、経皮的血管形成術(PTA)のインターベンション機器の開発、製造、販売を主業務としている。主な製品はPCIおよびPTA用バルーンや冠動脈ステントで、世界70カ国・地域に販売ネットワークを持つほか、日本、マレーシア、シンガポール、ドイツ、フランス、スイス、スペインなどに直販チャネルを持っている。  21年における市場シェアは、PCIバルーンが日本市場で20%(第2位)、欧州で11%(第4位)、中国本土で8%(第6位)、米国で3%(第6位)、PTAバルーンが日本で13%(第3位)、米国で12%(第4位)となっており、多くの市場で大きなシェアを獲得している。  21年12月期の売上高は1億1646万米ドル(前期比31.64%増)、純損益は444万ドルの赤字(前期は707万ドルの黒字)。22年1〜6月期の売上高は6885万ドル(前年同期比20.08%増)、純損益は803万ドルの黒字(同2.42倍)。  新規上場に伴い調達予定の約3億6680香港ドルは、約30%を研究中の製品の開発および商業化に、約54%を生産能力拡大に、約11%を製品ラインナップ充実と研究開発能力強化のための戦略的買収に向けた費用として用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
血管疾患の手術機器を製造する医療機器メーカーの業聚医療集団HD<オーバスネイチメディカルグループ>(06929/香港)が11月23日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。初値は公開価格と同値の8.80香港ドルだった。終値は公開価格を3.98%上回る9.15ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-12-24 00:00