【上海IPO】軌道交通減振システムの北京九州一軌環境科技が9日に公募開始、3757万株を発行予定

 上海証券取引所の科創板への上場を目指す、北京九州一軌環境科技(688485/上海)が1月9日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3757万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。  同社は2010年設立の国有企業で、19年に株式会社化した。環境騒音や振動汚染の予防、対策に関する総合サービスの提供を主業務としており、長きにわたり減振、騒音低減関連の技術開発、製品研究開発、製品の研究製造、エンジニアリング設計、検査評価などに注力してきた。特に軌道交通用の振動、騒音低減に製品やサービスが利用されており、これまでに北京、上海、天津、重慶、広州、杭州、鄭州、成都、西安、深セン、青島など全国30あまりの都市における100以上に軌道交通建設プロジェクトに製品やサービスを提供してきた。21年末現在で全国50都市に283の軌道交通路線が建設されていることから、同社の市場カバー率は30%を超えている。  22年1〜6月期の売上構成は、ステンレススプリングフローティングスラブ軌道減振システムが69.46%、防音壁が10.03%、隔離式高弾力性減振パッドが8.00%となっている。地域別では華北地域が40.82%、華東地域が31.38%、華南地域が13.57%、華中地域が7.40%、東北地域が5.23%、西南地域が1.60%となっている。  21年12月期の売上高は3億9234万元(前期比14.28%増)、純利益は6778万元(同10.24%増)。22年1〜9月期の売上高は2億2540万元(前年同期比6.11%減)、純利益は2097万元(同34.35%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所の科創板への上場を目指す、北京九州一軌環境科技(688485/上海)が1月9日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3757万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-05 19:45