【香港IPO】職業教育サービスの粉筆、初値は公開価格を約6%上回る10.50香港ドル

中国で職業教育サービスを提供する粉筆(02469/香港)が1月9日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格9.90香港ドルに対し、初値は6.06%高い10.50ドルだった。終値は同12.12%高の11.10ドルだった。
同社は大学を卒業した人材に対し公務員、事業期間、一部の専門職、業界向けの採用試験、資格試験トレーニングカリキュラムを提供しており、2013年よりスマートフォンアプリによるライブ、録画形式の高品質なオンライントレーニングを実施している。また、オンライントレーニングで蓄積した経験を活かし、20年にはオフライントレーニングにも本格的に参入しており、中国国内31省・自治区・直轄市の220あまりの都市でオンライン・オフラインを組み合わせた製品、サービスを提供し受講者の試験合格、資格取得をアシストしている。21年1〜12月の有料オンライン会員は375万5350人、オフライン有料会員は48万2371人だ。また、書店を通じた教材、資料の販売も行っている。
21年12月期の売上高は34億2855万人民元(前期比60.81%増)、純損益は20億4597万元の赤字(同4.22倍の赤字増)。22年1〜6月期の売上高は14億5103万元(前年同期比23.04%減)、純損益は3億9177万元の赤字(同58.57%の赤字減)。
新規上場に伴い調達予定の1億1620万香港ドル(約20億円)は、約52%をカリキュラム内容の充実、生徒ターゲットの拡大に向けて、約29%をコンテンツや技術開発能力の強化に、約12%を新開発カリキュラムのPR活動に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国で職業教育サービスを提供する粉筆(02469/香港)が1月9日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格9.90香港ドルに対し、初値は6.06%高い10.50ドルだった。終値は同12.12%高の11.10ドルだった。(イメージ写真提供:123RF)
china,economi,ipo,02469,hk
2023-01-09 19:00