【北京IPO】トロピカルフルーツ加工の田野創新が11日に公募開始、5000万株発行予定

北京証券取引所への上場を目指す、トロピカルフルーツの加工を手掛ける田野創新(832023/北京)が1月11日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。5000万株を発行予定で、公募価格は3.60元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2007年設立の民営企業で、12年に株式会社化した。トロピカルフルーツを原料とする製品の研究開発、生産、販売を主業務とする。主な製品は原料果汁、冷凍フルーツ、生鮮フルーツなどで、原料果汁はマンゴー、パッションフルーツ、ライチなど40種類以上のフルーツを原料とし、濃縮果汁、非濃縮(NFC)果汁、配合果汁など様々な規格の製品を手掛ける。広西チワン族自治区北海市のほか、海南省、四川省、湖北省に工場を持ち、中国のトロピカルフルーツ主要生産地域をカバーしている。奈雪の茶、茶百道など中国の著名な茶飲料ブランド、農夫山泉、コカ・コーラ、娃哈哈(ワハハ)などの食品・飲料メーカーに製品を提供している。
マンゴー果汁製品市場で業界上位に位置しているほか、業界内で真っ先に発酵果汁シリーズ製品の取り扱いを始めた。 また、海南大学との協力によりプロバイオティクス果汁発酵技術を開発し、マンゴーのほかにリンゴ、ニンジン、トマト、二ガウリなどの発酵ジュース製品のレシピや製造技術を持つ。
21年12月期の売上高は4億5939万元(前期比72.57%増)、純利益は6517万元(同3.10倍)。22年1〜9月期の売上高は3億5881万元(前年同期比0.22%増)、純利益は4202万元(同23.30%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
北京証券取引所への上場を目指す、トロピカルフルーツの加工を手掛ける田野創新(832023/北京)が1月11日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。5000万株を発行予定で、公募価格は3.60元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-09 19:45