シンガポールの自動車室内装飾品メーカーの万馬HD、メタバース事業に参入

 シンガポールの自動車用室内装飾品メーカー万馬HD<トモ・ホールディングス>(06928/香港)が1月9日、メタバース事業への参入を発表した。  同社は8日、メタバースエコチェーン「Tomo Web 3.0」の正式運用を開始した。メタバース版権コンテンツ開発および革新的なメタバース技術コンセプトの研究開発を全面的に推進するほか、国際的な著名ブランドやメタバース関連プロジェクトと提携関係を結んで国際事業の発展を強化して、世界のニューリテール市場においてさらに多くの商機を生み出す。  メタバース事業参入について同社は「メタバース版権コンテンツ開発、およびメタバース技術革新コンセプト研究開発などの関連事業は当グループの戦略に合致している。既存の自動車関連事業と組み合わせることにより、当グループがさらに多くのビジネスチャンス、収益の潜在性を模索する上での大きなチャレンジになるとともに、株主に最大のリターンを提供することにもつながる」と説明している。  メタバース事業参入に先駆け、同社は2022年10月に広東省深セン市の企業からバーチャルヒューマン「火示」の版権を500万人民元で購入していた。  同社は2017年7月に香港証券取引所GEM市場に上場、19年12月に香港メインボードに移転した。21年12月期の売上高は971万シンガポールドル(前期比57.0%増)、純利益は11万シンガポールドル(同31.8%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
シンガポールの自動車用室内装飾品メーカー万馬HD<トモ・ホールディングス>(06928/香港)が1月9日、メタバース事業への参入を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-10 23:00