【上海IPO】有機ケイ素化合物メーカーの湖北江瀚新材料が13日に公募開始、6667万株発行予定

 上海証券取引所メインボードへの上場を目指す、有機ケイ素化合物メーカーの湖北江瀚新材料(603281/上海)が1月13日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。6667万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。  同社は1998年設立の民営企業で、機能性有機ケイ素化合物およびケイ素系新材料の研究開発、生産、販売を主業務とする。これまでに13シリーズ100品種あまりのシラン結合剤、シラン架橋剤製品を開発し、多くの先進的な自動化生産ラインを設けてきた。製品は複合材料、ゴム加工、プラスチック、接着剤、塗料、表面処理などの分野に広く用いられている。研究開発にも力を入れており、湖北省に2か所の研究機関を設置するとともに、武漢大学有機ケイ素化合物・材料教育部プロジェクト研究センターと共同で機能性フラン応用技術センターを立ち上げ、業界トップクラスの研究開発を進めている。  中国フッ素シリコン有機材料工業協会によれば、16〜21年の間、シラン結合剤中国国内市場シェアは業界第1位、世界市場シェアは業界第3位を保ち続けている。22年1〜6月期における中国国内向け売上比率は37.83%、海外向け比率は62.17%となっている。海外向けで最も多いのは欧州で、以下アジア、北米と続く。  21年12月期の売上高は25億3540万元(前年同期比86.02%増)、純利益は6億8352万元(同2.20倍)。22年1〜9月期の売上高は26億6253万元(前年同期比68.13%増)、純利益は8億3063万元(同133.88%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
上海証券取引所メインボードへの上場を目指す、有機ケイ素化合物メーカーの湖北江瀚新材料(603281/上海)が1月13日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。6667万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-11 19:30