小型モーター大手の徳昌電機HD、22年10〜12月期の売上高は前年同期比6%増

 小型モーター世界大手の徳昌電機HD<ジョンソン/エレクトリック>(00179/香港)が1月12日、2022年10〜12月期(第3四半期)の業績を発表した。自動車関連製品が好調で、全体の売上高は前年同時期に比べて6%の増加となった。  22年10〜12月期の売上高は26億7400万米ドルで、前年同時期の25億2100万ドルから6.07%増加した。外国為替レート変動による影響を排除した場合の売上高は前年同期比約12%増となった。  事業別では自動車関連製品が21億3000万ドルで、前年同時期の19億2300万ドルから10.76%増となった。自動車産業の化石燃料車から電気自動車へのシフト、車体の軽量化、安全性や快適性のさらなる追求といった要素が新たな自動車関連部品のニーズを喚起しており、特に放熱管理、ドアクローザーシステム、エンジンおよび伝動ポンプ、粉末金属備品、動力ステアリングおよびブレーキシステム製品の売上増が特に顕著だった。  一方で、工業・家庭用製品の売上高は5億4400万ドルで前年同時期の5億9800万ドルから9.03%の減少。医療、送風機、大型家電、園芸、屋外工具、半導体設備、ブレーカー、自動窓などを用途とした製品の売り上げが堅調だったものの、新型コロナ感染拡大による家庭向け製品需要の大幅な低下を完全に穴埋めすることができず、特にアジア地域の売上が前年同期比29%減と大きく落ち込んだことが響いた。一方、欧州地域の工業・家庭用製品の売上高は前年同期比1%増、北米地域は同14%増だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
小型モーター世界大手の徳昌電機HD<ジョンソン/エレクトリック>(00179/香港)が1月12日、2022年10〜12月期(第3四半期)の業績を発表した。自動車関連製品が好調で、全体の売上高は前年同時期に比べて6%の増加となった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-13 23:45