女性用下着OEM大手の黛麗斯国際、23年6月期中間業績は米国の需要不振で赤字化

女性用下着のOEM生産を手掛ける黛麗斯国際(00033/香港)が1月26日、23年6月期の中間業績予告を発表し純損益が赤字になる見通しを明らかにした。
業績予告によれば、22年7〜12月期の純損益は最大で1800万香港ドルの赤字となり、前年同時期の440万ドルの黒字から赤字に転落した。赤字となった主な要因について同社は、当期の売上が大幅に減少したことを挙げている。売上高は前年同時期に比べて約34%減少しており、主に米国で主要顧客が高水準の在庫を抱えるとともに消費者の需要が低下した。
同社は1963年設立で、91年に香港メインボードに上場した。海外ブランド女性用下着の設計と開発、OEM生産を手掛けており、香港のほかに広東省深センおよび仏山、江西省龍南、タイ、スリランカ、インドネシア、カンボジアに生産拠点などを持つ。
21年7〜12月期の売上高は7億1365万ドル(前年同期比11.73%増)、純利益は440万ドル(同84.96%減)。22年6月期通期の売上高は14億8159万ドル(前期比3.71%増)、純利益は1148万ドル(同60.78%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
女性用下着のOEM生産を手掛ける黛麗斯国際(00033/香港)が1月26日、23年6月期の中間業績予告を発表し純損益が赤字になる見通しを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-26 20:30