【上海IPO】杭州福斯達深冷設備、初値は公開価格を20%上回る22.38元

 杭州福斯達深冷設備(603173/上海)が1月30日、上海証券取引所のメインボードに上場した。公開価格18.65元に対して初値は20.00%高い22.38元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.02%高の26.86元だった。  同社は2000年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。深冷技術の開発および深冷設備の設計、製造、販売を主業務としており、中国における主要な空気分離設備メーカーの一つ。主な製品は空気分離装置、液化天然ガス装置などで、20年の空気分離設備市場シェア(酸素製造容量ベース)は4.99%で業界7位となっている。  21年12月期の売上高は14億4638万元(前期比34.16%増)、純利益は1億6016万元(同10.65%増)。22年1〜9月期の売上高は12億7154万元(前年同期比42.33%増)、純利益は1億1194万元(同34.47%増)。  新規上場に伴い調達予定の6億5889万元(約127億円)は、約45%の2億9688万元を年産15組の大型深冷設備スマート製造プロジェクトに、約22%の1億4211万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
杭州福斯達深冷設備(603173/上海)が1月30日、上海証券取引所のメインボードに上場した。公開価格18.65元に対して初値は20.00%高い22.38元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.02%高の26.86元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-30 17:45