建機大手の中聯重科、22年12月期通期は60%以上の減益見込み

 中国の建機大手、中聯重科(01157/香港)が1月30日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期より60%以上減少する見込みであることを明らかにした。  業績予告によれば、22年12月期通期の上場会社株主に帰属する純利益は22億5000万〜24億5000万人民元で、前期の62億6900万元から60.92〜64.11%減少する見込み。また、非経常損益を差し引いた上場会社株主に帰属する純利益は10億〜15億元で、58億2800万元だった前期から74.26〜82.84%減少する。  大幅な減益となった要因について同社は、22年に中国国内の多くの地点で新型コロナの感染拡大が繰り返し発生し、インフラや不動産などの建設工事、建機業界の売上に一定の影響が生じるとともに、中国国内の製品輸送と海外物流にも悪影響が生じたと説明。また、鋼材、原油などの原材料価格が高騰したこと、建機業界の競争が激化したことで同社製品の売上総利益率が前期に比べて低下したとしている。  同社の21年12月期の売上高は671億3100万元(前期比3.11%増)、会社株主に帰属する純利益は62億6900万元(同14.07%減)。22年1〜6月期の売上高は212億9900万元(前年同期比49.82%減)、会社株主に帰属する純利益は17億7900万元(同64.02%減)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の建機大手、中聯重科(01157/香港)が1月30日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期より60%以上減少する見込みであることを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-01-31 23:30