いよいよ日本進出のＢＹＤ、１月の生産・販売台数は前月比約３割減も１５万台超える

　中国の電気自動車（ＥＶ）大手で深セン証券取引所メインボードおよび香港証券取引所に上場しているＢＹＤ（比亜迪、００２５９４／深セン、０１２１１／香港）が２月１日、２０２３年１月の自動車生産・販売速報を発表した。 　 　同社が１月に生産した自動車（すべて新エネルギー車、乗用車と商用車の合計）は１５万４１８８台で、前月の２３万５２１５台から３４．４５％減少した一方、前年同月比では６８．０８％の増加となった。また、販売台数は１５万１３４１万台で、前月の２３万５１９７台から３５．６５％減った一方、前年同月比では６２．４４％増となった。 　 　また、生産された乗用車１５万２９３３台のうち純電動車（ＥＶ）は６万９９４６台で前年同月比５２．９６％増、プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）は８万２９８７台が同８１．３２％増となり、ＰＨＥＶの生産増が目立った。乗用車の販売台数は１５万１６４台で、このうちＥＶが７万１３３８台（同５３．７９％増）、ＰＨＥＶが７万８８２６台（同６９．３７％増）だった。 　１月の海外における新エネ乗用車販売台数は１万４０９台で、前月より９０１台少なかった。２月１日には日本で乗用ＥＶの販売を開始しており、今後の海外市場での販売台数の推移が注目される。 　 　なお、１月の新エネ車動力バッテリーおよび蓄電池取り付け総容量は８．１４８ギガワット時で、前月より３．１０４ギガワット時の減少となった。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）