吉利汽車の１月販売、春節が重なり前年同期比２９％減の１０万３４５２台

　中国の自動車メーカー、吉利汽車（００１７５／香港）が２月７日、２０２３年１月の自動車販売実績を発表した。 　グループ全体の１月の販売台数は１０万３４５２台で、前年同時期の１４万６３８０台から２９％減少した。１月２１〜２７日が春節の大型連休にあたったため、大型連休が１月３１日からだった昨年に比べて１月の販売が減少する形となった。 　ブランド別では吉利が８万７２５５台で前年同期比２９％減で、ボルボとの共同出資ブランドである領克（リンク＆ゴー）が５８２５台で同４０％と大きく減少した。また、電気自動車（ＥＶ）ブランドのジーカーも３１１６台で同１２％減となった一方で、バッテリー交換式ＥＶブランドの睿藍（ＬＩＶＡＮ）は２０１５台で同２０％増となっている。 　１月の販売台数のうち１万１５５７台が新エネルギー車で、バッテリー交換式を含む純ＥＶが１万４４３台（同３２％減）、プラグインハイブリッド車が５８８台（同７６％減）、ハイブリッド車が５２６台（同６．６６倍）なっており、ハイブリッド車販売の増加が目立った。 　また、中国市場での販売が８万８３４７台で同３３％の減少となったのに対し、輸出販売は１万５１０５台で前年同時期を９％上回った。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）