【深センIPO】二酸化ケイ素ナノ粒子素材の広州凌イ科技、初値は公開価格を30.45%上回る44元

二酸化ケイ素ナノ粒子素材メーカーの広州凌イ科技(301373/深セン)が2月8日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格は33.73元に対し、初値は30.45%高い44.00元だった。終値は同28.52%高の43.35元だった。
同社は2007年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。二酸化ケイ素ナノ粒子素材の研究開発、生産、販売、技術プラン提供、および造膜助剤の販売を主業務としている。シャーウィン・ウィリアムズ、PPG、日本ペイント、関西ペイントなどの世界的な著名塗料メーカーや、中国国内の大手塗料、インキメーカー、石油化学企業を顧客に持つ。20年における中国国内のつや消し用二酸化ケイ素製品販売量第1位。22年1〜6月期のアジア太平洋地域におけるつや消し剤市場シェアは11.45%。
21年12月期の売上高は4億918万元(前期比16.85%増)、純利益は6803万元(同15.23%減)。22年1〜6月期の売上高は1億9166万元(前年同期比5.10%減)、純利益は4466元(同53.70%増)。
新規上場に調達予定の4億8120万元(約93億円)は、約69%の3億3228万元を年産2万トンの超精細シリカエアロゲルシリーズ製品プロジェクトに、約31%の1億4892万元を本社・研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
二酸化ケイ素ナノ粒子素材メーカーの広州凌イ科技(301373/深セン)が2月8日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格は33.73元に対し、初値は30.45%高い44.00元だった。終値は同28.52%高の43.35元だった。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,ipo,301373,sz
2023-02-08 18:45