【北京IPO】グルコン酸塩製造大手の江西新ガン江薬業、初値は公開価格を36.51%上回る12.9元

グルコン酸塩系原料薬の製造を手掛ける、江西新ガン江薬業(873167/北京)が2月9日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格9.45元に対し、初値は36.51%高い12.90元だった。終値は同58.73%高の15.00元だった。
同社は2004年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。化学原料薬、化学薬品製剤および中薬製剤の研究開発、生産、販売を主業務とする。原料薬製品は主にグルコン酸カルシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸第一鉄などグルコン酸塩系原料薬で、19〜21年の中国国内市場における同社のグルコン酸カルシウム原料薬のシェアは69%前後、21年の中国国内グルコン酸亜鉛市場シェアは69.20%、医薬用グルコン酸第一鉄のシェアは100%とグルコン酸塩市場で非常に高いシェアを持つ。
21年12月期の売上高は20億791万元(前期比13.84%増)、純利益は5324万元(同21.82%増)。22年1〜9月期の売上高は1億4768万元(前年同期比0.46%増)、純利益は3321万元(同12.28%減)。
新規上場に伴い調達予定の2億4837万元(約48億円)は、約69%の1億7086万元を中薬製剤サプリメント生産プロジェクトに、約18%の4507万元を内服用固体錠剤生産ライン新設プロジェクトに、約13%の3244万元を薬物の品質・治療効果一致性評価および臨床試験プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
グルコン酸塩系原料薬の製造を手掛ける、江西新ガン江薬業(873167/北京)が2月9日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格9.45元に対し、初値は36.51%高い12.90元だった。終値は同58.73%高の15.00元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-09 18:15