中芯国際の22年12月期通期は増収増益の見込み、純利益は18.17億米ドル

 中国の半導体受託製造大手、中芯国際集成電路製造<SMIC>(00981/香港、688981/上海)が2月9日、2022年12月期通期の業績速報を発表した。  業績速報によれば、22年12月期の売上高は72億7330万米ドルで、前期の54億4310万ドルから33.6%増加した。また、会社株主に帰属する純利益は18億1709万ドルで、前期の17億180万ドルから6.8%の増益となった。売上高は2期連続で前期比30%以上の増加を実現したほか、売上総利益率は38%で前期の30.8%から7.2ポイント上昇し、過去最高を記録した。  22年末現在の半導体生産能力は8インチウエハー換算で71万4000枚となり、前年末から9万3000枚の増加となった。年間の生産能力利用率は92%だった。  23年の展望について同社は、1〜6月は業界の景気サイクルが引き続き低迷期にあるほか、外部の不確定要素も引き続き存在することから、1〜3月期の売上高が前四半期比で10〜12%減少し、売上総利益率も19〜21%に落ち込む見込みだとしている。また、外的環境が比較的安定している前提で23年通期について、売上高が前期比10%未満程度の減少、売上総利益率は前期から約20ポイント低下の20%前後と予測した。一方、23年末時点での生産能力は前年と同程度の増加、すなわち8インチウエハー換算で10万枚程度の増加を見込んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の半導体受託製造大手、中芯国際集成電路製造<SMIC>(00981/香港、688981/上海)が2月9日、2022年12月期通期の業績速報を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,00981,hk,688981,sh
2023-02-09 22:45