親親食品集団、22年12月期通期は赤字が大幅に縮小の見込み

中国のスナック食品メーカー、親親食品集団(01583/香港)が2月9日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字が大幅に減少する見込みを示した。
同社は1990年に福建省で設立。2016年に香港メインボードに上場した。こんにゃくゼリー、ゼリー、えびせん、チョコレート、キャンディー、ポテトチップスなどのスナックフードや調味料を製造、販売しており、中国国内のほかに欧米やロシア、東南アジアなどの市場にも参入している。
業績予告によれば、22年12月期通期の売上高は8億6025万人民元だった前期に比べて約11%増加する。また、純損益は前期の8084万元の赤字から、100万元まで赤字額縮小する見込みだ。
増収とともに大幅な赤字縮小となる要因について同社は、卸売チャネルと末端小売の管理強化、新たな生産拠点の周辺地域における販売増により製品全体の販売量が増加したほか、主要製品とともに一部新製品の販売が好調だったことを挙げた。また、コスト増加の影響を低減すべく製品価格を引き上げたことも売上増に繋がったとしている。さらに、ECチャネルによる収益性の低い製品の売上が減少して売上総利益率が前期に比べて約1ポイント改善した。前期の売上総利益率は24.9%だった。
21年12月期の売上高は8億6025万元(前期比8.50%増)、純損益は8084万元の赤字(前期は1766万元の黒字)。22年1〜6月期の売上高は5億3152万元(前年同期比5.12%増)、純損益は5842万元の黒字(同3.03倍)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国のスナック食品メーカー、親親食品集団(01583/香港)が2月9日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて赤字が大幅に減少する見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-10 23:00