化学肥料大手、中化化肥の2022年12月期通期は純利益が約30%増の11億元前後となる見込み

 中国の化学肥料大手、中化化肥HD(00297/香港)が2月9日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期から増益となる見込みを示した。  業績予告によれば、22年12月期の会社株主に帰属する純利益が10億7000万〜11億7000万人民元で、前期の8億6700万元から23.41〜34.95%増加となる見込み。  増益となる主な要因について同社は、戦略的な原料調達チャネルによる強みを活かし品質の安定した製品を生産するとともに、農業、工業各分野のニーズを的確に捉えたこと、差別化戦略の推進により、各種作物の栽培や土壌環境に関する問題にフォーカスし研究、生産、販売を一体化したソリューションプランを提供することで製品の売上総利益が増加したこと、原材料価格上昇の影響を低減し、安定的で優れた運営状況を確保したことなどを挙げている。  21年12月期の売上高は226億4139万元(前期比5.90%増)、会社株主に帰属する純利益は8億6661万元(同34.55%増)。22年1〜6月期の売上高は153億644万元(前年同期比12.57%増)、会社株主に帰属する純利益は9億9835万元(同50.49%増)だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の化学肥料大手、中化化肥HD(00297/香港)が2月9日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期から増益となる見込みを示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2023-02-11 20:00